ぷち豆知識

2022-05-01 06:20:00

端午の節句

5月5日は「こどもの日(端午の節句)」です!
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端午の節句の「端午」ってどんな意味でしょうか?
端午の「端」には「初め」という意味があります。
「午」は「五」と同音であることから
もともと「端午」は、月の最初の5日のことを指していました。
やがて、旧暦でいう午の月が5月である事とこの月の最初の午の日を節句として
祝っていた事が重なり合い「端午=午の月の端の午の日」で、5月5日を指すようになりました。
現在子供の日には
男の子のお子様がいるご家庭では、
鯉のぼりをあげたり、鎧兜や五月人形を飾ってお祝いをするかと思います。
こどもの日に鯉のぼりをあげたり
鎧兜や五月人形を飾るのはなぜなのでしょう?
こどもの日にはどのような由来があるのでしょう?
こどもの日の由来
こどもの日は、端午の節供とも言われ
日本の五節句の1つに数えられますが
基をたどれば、古代中国まで遡ります。
中国戦国時代の屈原(くつげん)の物語
楚(そ)の国の時代に、国王の側近だった屈原が陰謀により失脚したのち、
国の行く末に失望し、川に身を投じます。
人々の信望を集めていた屈原の死を知った楚の国民達は、小舟で川へ行くと、
太鼓を打って魚をおどしたり、ちまきを投げ入れるなどして、
屈原の死体を魚が食べないようにしました。
この物語の出来事が基となり、毎年屈原の命日である5月5日には
供養のための祭りが行われるようになります。
祭りは、次第に中国全土に広がっていきました。
屈原が亡くなった後も、国や国民のために尽くした彼の政策は、惜しまれ続けます。
それと共に、供養の祭りは、たくさんのちまきを川に投げ入れて国の安泰を祈願する風習に変わりました。
その風習は、時を経て、病気や災厄を除ける宮中行事「端午の節句」になった。と言われています。
また、この時期の中国は雨季に入る時期でもある事と
午の月の午の日(5月5日)が厄日とされていた事が重なり災厄や病気に対してのお祓いは、大切な行事でもありました。
邪気を祓うとされた菖蒲やよもぎで
人形(ひとがた)を作り軒に飾ったり
菖蒲酒や菖蒲湯でで邪気を祓っていました。
端午の節句は、三国志の時代、魏(ぎ)の国により旧暦5月5日の行事として定められたのち、日本へと伝わってきました。
古来日本では・・・
端午の節供やこどもの日がうまれるずーっと前から5月に必ず行われていた行事があります。
農耕民族である当時の人々にとって5月は1年のうちで「田植え」のある最も大切な季節でした。
当時、田植えは神聖なもので早乙女(さおとめ)が行うものとされていました。※早乙女=若い清らかな女性
早乙女達は、田植え時期が近くなると
一定期間不浄を避けて心身を清める行事(物忌み)を行っていました。
この行事は「五月忌み(さつきみ)」や「忌みごもり」と言われています。
やがて、この行事に中国から伝わった端午の節句が結びつくと菖蒲やよもきで屋根を葺いた小屋に前夜からこもり
菖蒲酒などで穢れを祓い、田植えに臨むようになりました。
平安時代の宮中では・・・
奈良時代や平安時代は、様々な中国の文化が日本に伝わってきた時代でもあります。
平安時代に、古代中国の風習であった端午の節句が伝わると「端午の節会(せちえ)」という宮中行事になります。
端午の節会の際に、宮廷では厄除けの菖蒲やよもぎを軒に挿ました。
臣下の人達は菖蒲やよもぎを冠に飾ったり、菖蒲や蓬を丸く編み五色の糸を結んだ薬玉(くすだま)を柱につるしました。
この薬玉は、貴族同士で贈りあうという習慣もありました。
また、「騎射(うまゆみ)」や「競馬(くらべうま)」といわれる邪気を祓う儀式も行われていました。
 ※騎射=走る馬上から的に向けて矢を射る儀式
男の子のお祭りへ
時が流れ、武士が台頭する時代へ移ると共に宮中での行事は廃れていき、
男の子の行事へと変わっていきます。
菖蒲が「尚武(しょうぶ)」や「勝負」に通じる。という縁起担ぎから「尚武の節句」として
端午の節句を重んじ、盛んに祝うようになったのです。
 ※尚武=武芸をたっとび、軍備を盛んにすること。
菖蒲
菖蒲の葉の形が剣先に似ていることから、兜に菖蒲を飾ったり流鏑馬などの勇壮な行事も行われるようになりました。
江戸時代になり、徳川幕府によって
端午の節句が五節句の1つとして定められると、男の子の健康と出世を願う行事として定着していきました。
昭和23年に「国民の祝日に関する法律」が定められます。5月5日は「こどもの人格を重んじ、
こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する日」として男女の差別無くお祝いをする「こどもの日」となりました。
とはいうものの、5月5日は、現在でも男の子のお祝いの日という習慣が色濃く残っています。
きっと、武家社会から受け継がれてきた長い歴史がそうさせているのでしょう。

 

2022-04-20 06:00:00

御影供とは?

真言宗の行事、今日明日は何の日?

明日4月21日は旧正御影供、高野山では今日は前夜にあたる御逮夜の行事が行われます。

旧正御影供とは、お大師様が奥之院にご入定なされました旧暦3月21日に、日頃からご加護を頂戴していることに感謝し、

お大師様に報恩の誠を捧げる法会です。

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御影供

「みえく」広い意味では像の掛軸をかけて供養する法会(ほうえ)をいいます。

真言宗の宗祖弘法大師(空海)の御影を奉安してその報恩謝徳のために修する法会のこと。

毎月21日に修するのを単に御影供といい、弘法大師の御入定日(ごにゅうじょうび)である旧暦3月21日に

修するものをとくに正御影供(しょうみえく)と呼びます。

※行事日程は高野山のHPより

 

https://www.koyasan.or.jp/sp/kongobuji/event.html/kyusho/

 

御逮夜は荘厳な雰囲気があり、おすすめです。

#今日は何の日 #御逮夜 #正御影供 #弘法大師空海 #弘法大師 #高野山 #高野山真言宗 #japan #temple #伝統行事 #空海 

 

 

2022-04-18 19:31:00

百箇日とは?

百箇日とは?

100日法要とは、卒哭忌(そっこくき)とも呼ばれ

終わる

悲しみに大声で泣き暮れる

この様な意味があり、100日法要を区切りとして、

遺族が日常生活を送り始める区切りの日

 (大切な人を失った悲しみや苦しみに別れを告げ、前に進むための大切な儀式)

また100日法要は、故人が閻魔さまから再審を受ける日を百箇日(ひゃっかにち)法要とも言い、

故人の魂がより良い救済を受けられるように、またその家のご先祖として祀られる最初の法要を、

遺族が供養を行うという意味があります。

新たなスタート、区切りの大切な法要

それが100日法要なのです。

皆様の祈り、大切な想い、感謝の気持ち

新たな生活がはじまりとなる日

2022-04-18 19:11:00

初七日から四十九日まで

初七日から七七日までの意味

初七日から七七日まで、故人がどの世界に行けるか、閻魔さまの裁判を

受け、徳を積む修行を行ったり、故人がお世話になった方々へお礼参りに行ったりする期間。

また残された者(遺族や親族)が法要をつとめる事により、

この世からあの世へ徳を送ることができ、故人の徳が増し、より良い世界へ

選び導かれるとされてます。

 

法要の種類      時期(死後)      どんな裁きを審査されるか

初七日 7日目 故人が三途の川を渡り、「泰広王(しんこうおう)」が生前の殺生について調べます。

二七日 14日目 「初江王(しょごうおう)」が生前の盗みについて調べます。

三七日 21日目 「宋帝王(そうたいおう)」が生前の不貞について調べます。

四七日 28日目 「五官王(ごかんおう)」が生前に嘘をついてないか調べます。

五七日 35日目 水晶の鏡に生前の罪状が写し出され「閻魔大王(閻魔大王)」が調べます。

六七日 42日目 「変成王(へんじょうおう)」が生まれ変わる条件を加えます。

七七日 49日目 「泰山王(たいせんおう)」が六つの世界の中から故人の行く先を選びます。

 

初七日から四十九日の法要を行う意味について

故人は、亡くなられた日を合わして49日の間、

後生(来世)を定めるための修行をされます。

その間に、7日毎に決まった仏様に7回逢われます。

その際に行うのが、初七日忌や二七日忌等であります。

総称して、お逮夜(たいや)法要といいます。

遺族にとっては、故人の冥福を祈り、喪に服する期間であり、忌中(きちゅう)

といいます。その期間を終えることを、忌明け(きあけ)といい、

四十九日の法要を営みます。

 

亡くなられた方が七日毎に逢われる仏様は下記の通りです

初七日忌(しょなぬかき)不動明王(ふどうみょうおう)

二七日忌(ふたなぬかき)釈迦如来(しゃかにょらい)

三七日忌(みなのかき)  文殊菩薩(もんじゅぼさつ)

四七日忌(よつなのかき) 普賢菩薩(ふげんぼさつ)

五七日忌(いつなのかき) 地蔵菩薩(じぞうぼさつ)

六七日忌(むなのかき)   弥勒菩薩(みろくぼさつ)

七七日忌(しちなのかき)  薬師如来(やくしにょらい)

*四七日(よんひちにち)】

 

それぞれの仏様や仏様の前での故人についての説明

・不動明王(初七日)

恐ろしい形相で、右手には剣と左手には縄、背には火をまとい、

片目を閉じていらっしゃる仏様です。

恐ろしい形相は、人間の心にあるたくさんの煩悩や邪悪な心をいましめる為。

右手の剣は、煩悩や悪い人間関係を断ち切る為。

左手の縄は、邪悪な心や苦しめる悪いものを縛る為。

背中の火は、外敵や心の煩悩を焼き払う為。

開いた片目は一筋に迷うものを見つめ、閉じられた目には

母のような慈愛の涙がうかんでいます。

故人は、不動明王の前で過去の懺悔をされています。

 

釈迦如来(二七日)

紫がかった金色をしていて、三十二相・八十好種の特徴を備えておられます。

“三十二相・八十好種”とは、人相・手相・骨相や足相など三十二の気高い相と

八十の美しい特徴を持っておられることです。

全てのものに慈悲の心をかけ、どのような人の懺悔でも聞き入れ

改心させなければならない役目を持っておられます。

故人は、不動明王の前で懺悔したように、ここでも前世の行いを懺悔します。

文殊菩薩(三七日)

獅子に乗り、右手に剣を持ち、左手に経典を持っておられます。

右手の剣は、物事を正しく判断する知恵の力を与える為。

左手の経典は真理の聖典であり、萬物の仕組みや道理が記されております。

故人は、文殊菩薩さまには智慧を授かります。

 

普賢菩薩(四七日)

優しい顔立ちをし、白い象に乗っておられます。

白は清くけがれないことを表し、象は大きく柔らかい体をしていますが、

とても辛抱強く、いつも落ち着いています。

相対するものへ清く優しい慈悲の心を持ち、辛抱強くなるようにと願っておられます。

普賢菩薩さまは、施し・戒律・忍耐・精進・精神集中・智慧の獲得による修行で

悟られた仏様です。

故人には、修行で得たすべてのことを授けて下さります。

 

地蔵菩薩(五七日)

地蔵菩薩とは、私たちに大変馴染み深い“お地蔵様”のことです。

大地の蔵という意味の名で、五つの徳を持っておられます。

1.どのようなものでも平等に乗せる。

2.萬物を生み出す。

3.萬物を育てる。

4.じっと辛抱する。

5.すべてを包み込む。

大きな徳を持った地蔵菩薩さまは、病魔や苦しみを取り、徳を与えて下さります。

また、どのような所でも参られ、すべてのものを救われます。

故人は、地蔵菩薩さまに、苦しみを取ってもらい徳を授けていただきます。

 

弥勒菩薩(六七日)

弥勒菩薩さまは、慈愛の仏様です。

お釈迦様と堅い約束をされております。

お釈迦様が涅槃に入られて(涅槃に入る:お釈迦様が亡くなられること)、

五十六億七千万年後に、お釈迦様の代わりに、この世の人々の救済を誓われています。

故人は、弥勒菩薩さまに慈愛の心を授かります。

自分自身の悟りだけでなく、他のものの悟りへの手助けを教わります。

 

薬師如来(七七日・四十九日)

左手には薬壺を持ち、右手には印を組んでおられます。

薬壺からは、そのものに応じた薬を取り出し与えて下さります。

右手の印は、“施無畏の印”といい手の平を外に向け親指だけ折り曲げているものです。

これは、“あなたの不安な心や、恐怖心を取り除いてあげますよ”という印です。

故人は、これまで仏様の導きにより、懺悔し、知恵を授かり、苦しみを取って頂きました。

薬師如来さまには、後生が定まる前に最後の確認をくださいます。

ここで、まだ苦しみが残っている場合、それを取り除いて下さいます。

 

とても重要な四十九日間

ご葬儀後に、故人が仏様に七回逢われ修行を行っておられる49日間は、大変重要なものと考えております。

遺族の方の都合もありますが、7日毎の法事・法要での供養を行って頂くようお願いしております。

供養をするということは、善行を積むこととされており、それは功徳を積むと同じ意です。

功徳は、故人の魂を磨き、遺族の方たちの魂も磨きます。

ただ、世間体があり供養をするや、自分自身に返ってくるからというような気持ではなく、損得を超えたところで、心から故人への感謝の念を持ち、冥福を祈り喪に服すのが大事です。

どうぞ、その心を持って、ご供養いただければ幸いです。

2022-04-15 20:47:00

春の土用4月17日〜5月4日まで

春の土用

春土用:4月17日~5月4日 

 

土用期間にしては行けない事を

しても良い日を間日といい

春土用の間日:巳・午・酉の日

 ※2022年は4月22日・23日・26日、5月4日

 

春の土用は五月病になったり、やる気が無くなることに注意が必要といわれています。

春の土用は戌(いぬ)の日に「い」のつくものや白いものを食べるといいそうです。

「いわし」「いちご」「イカ」「いんげん豆」「芋」「大根」「しらす」など

2022年の土用戌の日は4月27日(水)です。

 

土用期間にしてはいけないこと

「土を犯してはいけない

(土を掘り起こしてはいけない)」

土を司る土公神(どくしん・どこうしん)という神様が支配するといわれ、

土を動かしてはいけないとされてきました。

してはいけないこと↓

☆土をいじること

・地鎮祭

・造園・土木・エクステリア工事

・土を動かすこと(盛り土・穴掘り含む)

・井戸掘り

・土いじり(ガーデニング含む)

・新居の購入

・増改築、リフォームを始めること

☆移動すること

・引越し

・吉方位旅行

☆新しく物事をスタートさせること

・開店・開業

・新規プロジェクトの着工

・新規の契約

・就職・転職

・結婚・結納

・新居の購入

土用にしてはダメな事が多い理由。

それは「土用期間はパワーダウン期間」だから!

その間は間日を活用しましょう!

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今日の予定