ぷち豆知識
2023-04-05 06:40:00
花まつり
お釈迦様の誕生日を祝う仏教の行事
お釈迦様の誕生日とされる4月8日に行われる仏教のお祝いの行事です。
宗派問わず寺院や仏教系の学校などで広く親しまれています。
灌仏会(かんぶつえ)、仏生会(ぶっしょうえ)、降誕会(ごうたんえ)、浴仏会(よくぶつえ)など呼び方があります。
花祭りはもともと、お釈迦様が生まれたとされるインドで広く行われ、その後に中国、日本へ伝わったとされ、日本では奈良時代の誕生仏(花祭りで使われる仏像)が残っており、この頃すでに花祭りが行われていたと見られています。
花祭りの行事や作法
法要を行ったり
花で飾りつけた小さなお堂「花御堂(はなみどう)」を作り、中に誕生仏と呼ばれる仏像を安置。
誕生仏に柄杓(ひしゃく)ですくった甘茶をかける
これはお釈迦様の誕生時に龍が天から降りて香水(こうずい)を注ぎ、洗い清めたという言い伝えにちなんでいます。
香水とは清めのためにお香などを混ぜた水のこと。花祭りでも、甘茶ではなく香水がかけられることもあります。
また、花祭りに甘茶をいただくと無病息災で過ごせるともいわれ、寺院の行事で配られることもあります。
甘茶は基本的に甘味料は入っていません。甘茶はヤマアジサイの変種である「アマチャ」の葉を乾燥させて煎じたお茶で、お茶そのものに甘みがある飲み物なのです。
参考までに