ぷち豆知識

2023-08-12 07:24:00

お盆にまつわるお話

お盆とは
7月13日から5日間が七十二候の
「蓮始開(はすはじめてひらく)」。
蓮の花が咲き始める頃という意味ですが、
蓮の花は7月~8月にかけて咲く夏の花です。
仏教では、蓮は泥の中に生まれても汚れなく清らかに咲くことから「清浄無比の花」と尊ばれ、多くの仏典に「蓮華(れんげ)」の名で登場し、仏像の台座にもその形がよく使われております。
お盆の盆棚にも蓮の花を模した盆花を飾り、蓮の葉はご先祖様や仏様にお供え物を捧げるための器として使われます。
蓮の葉とお供えとお柄については、後ほど、小話をしましょう!
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元来、7月15日はお盆。今の新暦で表すと一般的には8月半ばに月遅れで行います。これは旧暦に合わせてあります。関東方面では7月という家も多いのは、江戸時代の江戸では、7月15日のお盆はとても大事な行事であり、薮入りというのが出来、奉行所など16日は唯一のお休みの日として、重要視されてましたので、新暦でもそのまま7月のお盆となっているのではないかとも言われております。
お盆は、先祖の霊を迎える日で、13日は迎え盆(お盆の入り)にあたります。
盆棚を設え、お墓参りに行き、その帰りに玄関で迎え火を焚いて祖先の霊をお迎えします。そして、お盆の間ゆっくりと過ごしたら、16日には精霊送りで霊をお送りします。
8月のお盆の精霊送りは京都の「五山送り火」や奈良の「大文字送り火」、長崎の「精霊流し」など有名です。
お盆の正式名称は「盂蘭盆会(うらぼんえ)」
「盂蘭盆」はインドのサンスクリット語の「ウラバンナ(逆さ吊り)」、ペルシャ語の「ウラヴァン(霊魂)」からきた言葉だといわれています。
「逆さ吊り」の由来が伝えられています。
お釈迦様の弟子のひとり、目連(もくれん)は神通力によって亡き母が地獄に落ち、逆さ吊りにされて苦しんでいると知り、どうしたら母親を救えるか、お釈迦様に相談したところ、お釈迦様は「夏の修行が終わった7月15日に僧侶を招き、多くの供物をささげて供養すれば母を救うことができるであろう」と説かれました。目連尊がその教えのままにしたところ、その功徳によって母親は極楽往生が遂げられたということから、精霊を供養する盂蘭盆会の行事が生まれたといわれています。
(またこれらを施餓鬼供養という所あり)
この盂蘭盆会の行事が日本の祖霊信仰と融合し、日本独自のお盆の風習がつくられてきたのてますね。
プチウンチク〜
蓮の葉とお供えとお柄
昔は、お盆にはご先祖様をお迎えかし、お供えなどをし、送り火と共にお供えを川に流したり、燃やしたり、土に埋めたりしました。よく「お盆のお供え食べたらアカンよ」と怒られましたね。何故?
実はお盆はご先祖様と餓鬼が一緒について来ます。餓鬼も下等のご先祖様ともいわれ、大きさがノミくらい、高い所に登れません。ほっといておくと家中の食べ物が無くなるとか腐ってしまい、それを食べると餓鬼になると言われたもの。その為お柄でハシゴをつくり、お盆棚に蓮の葉のお皿で、細かく切った野菜を入れてお供えします。お柄は登りやすい、蓮の葉の外側は、ザラザラして登りやすい、しかし蓮の葉の内側はツルツル滑りやすく、餓鬼は一度入ると外に出れないのです!よって蓮の葉が使われているのです。その中には沢山の餓鬼おられ、お供えを食べてはいけない、送り火に一緒に流したり、燃やしたり、埋めたりしたと言うお話でした!

 

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