ぷち豆知識
2023-02-24 05:33:00
桃の節句パート2
桃の節句の食
についてです。参考にどうぞ!
ひな祭りは女の子の健やかな成長を願う行事なのです。
菱餅、白酒、ちらし寿司など、ひな祭り定番の食にも意味があります。
今回は桃の節句の食について載せてみました。
案外知らないひな祭りの食の意味を見てみましょう!
日本の女性文化に根付いた意味があり、女の子の成長を願う親の気持ちが込められています。
⚪︎はまぐりのお吸い物
はまぐりは、平安時代には「貝合わせ」遊びなどで知られています。
はまぐりの貝殻は対になっているものでなければ、きれいに合わさらないため、このことからいつまでも仲睦まじい夫婦にたとえ、生涯ずっと一人の人と添い遂げることを願い縁起を担ぐために古くから、桃の節句に食される代表的な食べ物です。現在、はまぐりは高値なのであさりも代用できます。
⚪︎菱餅
まずはひしがたという特殊なかたち、これは心臓を表していると言われ、災厄を除きたいという、親が娘の健康を願う気持ちの現れといわれます。
緑、白、ピンク(桃)の餅を菱形にして3重にして飾ります。3色の意味には諸説あり!
緑は「健康と長寿」や「大地」を表します。
増血効果があるといわれるよもぎで色をつけています。
白は「洗浄」や「雪」を表します。
白餅には血圧を下げると言われるひしの実が入ります。
ピンクは「魔除け」や「桃」を表します。
解毒作用があるクチナシで色付けします。
緑は「大地」白は「雪」ピンクは「桃の花」を表し、「雪がとけて大地に草が芽生え、桃の花が咲く」という意味が込められているため、娘の健やかな成長を願う気持ちが込められています。
⚪︎雛あられ
餅に砂糖を絡めて炒ったひな祭りの節句の代表的なお菓子の一つです。
ひなあられにはピンク、緑、黄色、白の4色がありその色は四季を表したものとされています。
言われとしては、その昔、女の子たちがひな人形を持って、海辺や野山にでかけ、おひなさまに春の景色をみせてあげるという、なんともかわいらしい風習があり、その時にごちそうと一緒にひなあられを持っていったのが始まりという説があります。
また、でんぷんが多く健康に良いことから「1年中娘が健康で幸せに過ごせるように」という願いが込められています。
⚪︎甘酒
元来、桃の花弁をお酒につけた桃花酒を飲んでいたと伝えられています。桃は邪気を払い、精神や体力に充実をもたらすということで、薬酒のひとつとして中国から伝来しました。
江戸時代からは、みりんに蒸した米や麹を混ぜて1カ月ほど熟成させた「白酒」の方が親しまれるようになりました。「白酒」はアルコール度数10%前後のお酒で大人しか飲めないので、お子様はノンアルコールの甘酒を代用してくださいね。
⚪︎ちらし寿司
ちらし寿司は古くからひな祭りに食されていたものではありませんが、縁起の良い食材との相性バツグンな料理です。えび(長生き)、れんこん(見通しがきく)、豆(健康でまめに働ける)など縁起のいい具が祝いの席にふさわしく、三つ葉、卵、人参などの華やかな彩りが食卓に春を呼んでくれると感じで、ひな祭りの定番メニューとなったようです。
以上がひな祭り定番の料理食ですが、祈願が成就すると言われるさざえや、野菜では、芽を出すものが喜ばれ、わらびやよもぎ、木の芽などをおひたしや浅漬けにしたり、白酒に浮かしたりして楽しみます。また、子どもたちにはよもぎ餅や桜餅など、春の香りを届けてはいかがでしょう⁉️