ぷち豆知識
2023-01-30 07:00:00
節分雑学
節分
節分とは、雑節の一つで、各季節の始まりの日(立春・立夏・立秋・立冬)の前日のことをいいます。。節分とは「季節を分ける」ことをも意味し、江戸時代以降は特に立春の前日を指す場合が多くなりました(太陰暦[旧暦]から西洋に合わせ太陽暦[新暦]へ変更)。この場合、節切月日の大晦日にあたります。
★子供用解説‼︎
子供に旧暦やら旧正月など言っても分かりにくい!大人でも分かりにくい!
どうして節分は、年に一度しかやっていないのでしょう?
どうして節分は2月3日なの?
節分は、季節の変わり目毎にあるのですが、季節の分かれ目とは、立春、立夏、立秋、立冬の事です。
その前日が、節分と呼ばれているのですが、季節は、「春夏秋冬」と書くように、一年の始まりは「春」になります。その春の始まりが、立春です。
立春の前日、2月3日が節分として、主流になったのです。
一年の最初、お正月に送る年賀状にも、「新春」とか「迎春」と書いたりします。
その「春」が始まる前日、新しい一年が始まる前日に、「これから始まる、新しい一年が、不幸や災いが無い一年になりますように、良い年でありますように」
との願いを込めて、一年に一度、節分をこの時期に行うのです。
今でも、大晦日には「大掃除」をすると思います。
大掃除も、旧年中の埃や汚れ、言い方を変えると邪気など悪いものをなくし、綺麗な体で、新しい年を迎えるという意味もあります。
掃除とやり方は違いますが、豆まきもそれと同じ意味なんだよってのはいかが?
★節分ですること
よくあることは、「福は内、鬼は外」と声を出しながら福豆(炒り大豆)を撒いて、年齢の数だけ(もしくは1つ多く)豆を食べる厄除けを行います。また、邪気除けの柊鰯などを飾ったりします。これらは、地方や神社などによって異なってきます。
季節の変わり目には邪気(鬼)が生じると考えられており、それを追い払うための悪霊ばらい行事が執り行われます。
節分は何故豆まき?
★子供には、「昔、京都に鬼が出て、みんなを困らせていました。
その時に、神様からのお告げで、
豆を鬼の目に投げて、退治したというお話があります。
「鬼=魔」
「魔(ま)を滅(め)っする」という言葉から、その年が無病息災で過ごせるようにと、豆を撒くようになったんだよ。」というのはいかがですか?
★歴史的には
節分の行事は宮中での年中行事である『延喜式』があります。これは彩色した土で作成した牛と童子の人形を大内裏の各門に飾ります。
「土牛童子」ともいわれ、大寒の日の前夜の夜半に立てられ、立春の日の前夜の夜半に撤去されます。この行事は、平安時代頃から行われている「追儺」から生まれました。
『続日本紀』慶雲三年十二月の条によると706年にこの追儀が始まり(「是年天下諸国疫疾百姓多死始作土牛大儺」とあり)、室町時代に使用されていた「桃の枝」への信仰にかわって、炒った豆で鬼を追い払う行事となって行ったようです。
『臥雲日件録(瑞渓周鳳)』によると、1447年に「鬼外福内」を唱えたと記されています。
現在では、上記の宮中行事が庶民に採り入れられたころから、節分当日の夕暮れ、柊の枝に鰯の頭を刺したもの(柊鰯)を戸口に立てておいたり、寺社で豆撒きをしたりするようになったのです。
★豆についての、豆知識
邪気を追い払う為に、節分には古くから豆撒きの行事が執り行われています。宇多天皇の時代に、鞍馬山の鬼が出て来て都を荒らすのを、祈祷をし鬼の穴を封じて、三石三升の炒り豆(大豆)で鬼の目を打ちつぶし、災厄を逃れたという故事伝説が始まりと言われてます。豆は、「穀物には生命力と魔除けの呪力が備わっている」という信仰、または語呂合わせで「魔目(豆・まめ)」を鬼の目に投げつけて鬼を滅する「魔滅」に通じ、鬼に豆をぶつけることにより、邪気を追い払い、一年の無病息災を願うという意味合いがあります。
豆を撒き、撒かれた豆を自分の年齢(数え年)の数だけ食べ、また、自分の年の数の1つ多く食べると、体が丈夫になり、風邪をひかないという習わしがあるところもあり、初期においては豆は後方に撒くこともあったと言います。
使用する豆は、お祓いを行った炒った大豆(炒り豆)です。豆を神棚に供えてから撒く地方もある。炒り豆を使用するのは、節分は旧年の厄災を負って払い捨てられるものである為、撒いた豆から芽が出ては不都合であったためであるといいます(なぜかというと生の豆は、そこから芽が出てきます。「魔」から目が出てくるということで、大変、縁起が悪いとされています)。
かつては、豆のほかに、米、麦、かちぐり、炭なども使用されたといわれてます。豆撒きとなったのは、五穀の中でも収穫量も多く、鬼を追い払うときにぶつかって立てる音や粒の大きさが適当だったからとする説もありますが、定かでないようですね。
★子供には、
「昔のカレンダーでは、今日(2月3日)が大晦日だったんだよ。」
「大晦日だから、新しい一年が、楽しく過ごせるように豆を撒いて、
鬼を家の中に入れないようにしようね。」
というような簡単な説明にすると、良いかと思います。
付け足し、全国には色々な地域性があり、鬼が必ずしも悪では、ありません。鬼が福の所もありますので、悪しからずm(__)m