ぷち豆知識
2022-01-17 10:23:00
厄と役 厄祓いのお話
とある役歳(厄年)のお話
厄と役
「厄」という言葉の語源は、もともと「役」から来ており、「役割」「神役」を表します。
「神役」とは
「頭(当)屋」「年番」「一年神主」などとよばれているもので、まつりごとに奉仕する役割のこと
役割はくじ引きや順番で決められており、
一年目「前厄(役)」見習い期間、
二年目「本厄(役)」当番の年、
三年目「後厄(役)」後見役
となります。
「神役」をするには、普段とは別の生活をしたり、食事制限があったりと、とても大変であり、それを免除してもらう行いが厄除け、厄払(祓)いです。
つまり、「神事の奉仕役」の「役」という「役割」であって、現在は「厄」に変わったと…
もともと「役者」の本来の意味は、神事の祭祀に特別な「役」を受け持つ人を呼んでおり、そのうち芸能を奉納をする演技者の名称も「役者」と呼ばれるようになりました。
「役者が厄払いをしない」のは、神事の役割を担う人が「役者」であり、「役者=神役」の為必要なし。
現在では大役を逃すと伝えられており、厄払いをしないともいわれてます。
役者=神役=厄
神事の役が大変さからお役免除より=厄払い
厄は大事な神事に携わる役者だったんですね。
人として、お役に立つ立場になったととらえると良いと思います。