ぷち豆知識
2023-01-16 06:23:00
冬の土用
2023年の冬土用は1月17日~2月3日まで
土用というのは、「土旺用事(どおうようじ)」を略した言葉。
「土旺用事(どおうようじ)」には、「新しい命を育てて、古い命が還っていく土が最も旺盛に働く期間のこと」という意味があり、
季節が終わり、新しい季節に移り変わっていく、「季節の変わり目」のこと。
一年には「春土用」「夏土用」「秋土用」「冬土用」の4つの土用があります。
2023年の冬土用では、1月23日が未の日
「土用の丑の日」というのは、「土用の期間に訪れる丑の日」のこと。
「丑の日」は「春土用」「夏土用」「秋土用」「冬土用」それぞれに存在しています。
「丑」といえば十二支の2番目で、昔は日にちや時間にも、それぞれ十二支を当てはめて使われていました。
2023年冬土用の「間日(まび)」は1月20日・21日•23日、2月1日・2日
土用の期間には、やってはいけないことや注意しなければいけないことがあります。
「間日(まび)」というものは、土用の期間にやってはいけないことを、やっても良い日とされて
いる日の事。
やってはいけないこと
土用の期間には「土公神(どくじん)」という土を司る神様によって支配されると考えられ、土用の時期には土を動かすことはすべて「凶」となるとされています。
土を掘る、土を触るガーデニングや草むしり、家やビルを建てるための基礎工事など
「新しいことを始めない」
「就職」「転職」「結婚」「結納」「新居の購入」「開業」「開店」「契約」など
穴を開ける事も注意。「柱」「壁」や「ピアス」も気をつけましょう
「土用殺」
土用の時期には誰であっても絶対に行ってはいけない、とされている方角(住んでいる家を基準に)
「春土用」は「南東」、「夏土用」は「南西」、「秋土用」は「北西」、「冬土用」では「北東」
「北東」は主に「変化」「家族」「不動産」などを司っている方角
「土用殺」では悪い方向へしか向きません。
状況が悪くなる、家族にトラブル、引っ越しを機に悪いことばかりが起こる、事故に遭ったり、ケガ、不運に見舞われ、災難続きとなってしまうので、注意が必要。
冬土用に食べると良いのは、「ひ」のつくものや、赤い食べ物
各土用には食べると良い、とされているものがある。
「春土用」では、「戌の日」に、「い」がつくものや、白いものを食べると良いとされていて、いちごや芋、イカなど。
「夏土用」では、「丑の日」に「う」のつくものや、黒いものが良いとされていて、うなぎを筆頭に、梅干しやうどんなど。
「秋土用」では、「辰の日」に「た」のつくもの、青いものを食べるのが良いとされているので、玉ねぎや大根、サンマなど。
「冬土用」は「未の日」に「ひ」が付く食べ物や、赤い食べ物が良いといわれている。
2023年の「冬土用」では、1月23日が「未の日」
ピーマン、挽き肉、ひじき、ピーナッツ、ピザ
、ビスケットやピスタチオなど
赤い食べ物といえば、トマトやニンジン、赤パプリカ、赤ぶどうなど。
季節の変わり目といえば、体調を崩しやすい時期
健康管理には、特に気をつけてほしい時期。
免疫力を高めるものを食べ、しっかり寝て体力を回復しておくなど、基礎体力も上げていきましょう。