ぷち豆知識
しめ縄を外す時期と鏡開き
しめ縄を外すタイミングと鏡開き
参考までに
門松やしめ縄などを飾る期間を『松の内』
松の内の期間が過ぎると門松やしめ縄などを外し、七草がゆを食べる風習があります。
松の内は、地域により期間が異なるため、しめ縄を外すタイミングを確かめてみて下さい。
◎北海道の場合
北海道の松の内は1月1日から1月7日までとされます。
1月7日の夕方、日没後までしめ縄を飾るのが一般的な風習。
鏡餅は1月11日の鏡開きまで飾る風習があるため、しめ縄と鏡餅は飾る期間が異なります。
札幌では1月8日頃から、しめ縄などを持参して神社に参拝するのが一般的ならわしです。1月15日前後に焼納祭が開催され、どんど焼きでしめ縄を燃やすそうです。
◎関東の場合
関東地方の松の内は1月1日から1月6日の夜または1月7日までです。門松やしめ縄は1月7日の朝まで飾り、外した後に七草がゆを食べるのがならわしとなっています。
東京をはじめとした関東地方では、徳川三代将軍家光の月命日が20日となり、月の20日は祝い事などを避ける配慮がされ、松の内が1月7日までになったとされています。
よって関東では1月7日に松の内を切り上げるという決まりが江戸時代になされたため、1月7日に片付けることが習慣化されたともいわれています。
玉飾りはしめ縄と異なり、関東地方では1月15日まで飾るのが一般的です。鏡開きは1月11日で、江戸幕府の蔵開きが1月11日であったことに由来しています。
◎関西の場合
関西地方での一般的な松の内は、小正月である1月15日までです。門松やしめ縄は、1月14日の夜か15日まで飾ります。四国地方も関西と同様。
関西の鏡開きは1月15日です。全国的に、松の内が1月7日までの地方は鏡開きを11日に、松の内を15日までとする地方では鏡開きも15日に行います。
京都の鏡開きは1月4日に行われます。しめ縄を外す前に鏡開きをするのは、全国でも珍しい風習です。
◎名古屋の場合
名古屋では、門松やしめ縄に関しては関東方面に合わせて、松の内を1月7日までとしている地域が多いようです。この場合、鏡開きは1月11日に行います。
関西地区と同様に、小正月の1月15日までを松の内としている地域もあります。この場合は、鏡開きを1月15日または20日に行っているようです。
◎九州の場合
九州地方の松の内は、1月7日・8日・10日・15日までと、地域によって異なります。
松の内を1月7日までとする地域が多いともいわれています。
また沖縄の松の内は、1月7日までと15日までの地域に大きく分かれているようです。